どの人格を使いますか?

日記を書いていると、自らの内部に2人以上の人格があるのだなと感じることがある。この体験はちょっとした快感を伴う。

日記は書きたいときに書いている。書きたいテーマが複数あれば、1日に数記事書き上げる。そして1日1記事だけ公開している。ストックした記事を翌日以降に公開する際は、改めて内容を吟味し、修正を加えてから公開している。

記事は一日寝かせると、真新しく感じられ、より客観的に内容を評価できるのだ。ここで「寝かせる」と表現したが、正確には、自分を寝かせたと表した方が適切である。文章は食物のように発酵も腐りもしない。

睡眠を経て、覚醒した自分は、もう昨日の自分ではないと思い知るタイミングとして、日記を書く行為が存在している。記述する人格、校正時の人格、それをはたから見ている人格。彼らの気配を確かに感じている(意識している)。

人はこのように複数の人格を保持しているのが普通で、それら複数の人格を統合したものを唯一の人格と理解しているだけとの考えを私は支持している。

他人の気持ちになる、自分から離れる、○○な人格を構築する。仮想でも構わないし、支障はない。成果をもたらせば、それを良しとするだろう。

一番のメリットは生きやすくなることだと思う。外部の視線を気にしない人格を一つ保有しておけば、平穏を保ちやすいのである。