炎上しているのは誰か?

「嫌なら見るな」という意見に関しての話題。

この発言がよく批判対象になり得る理由は、「そんなのわかっとるわ」って人に油を注ぐ機能を持っているからだと思う。人間の性質には、野次馬根性が備わっている。子供のように、様々な対象に興味を抱く生き物なのだ。ぴくっと何かが動けば興味を持つ。それは本能だと思う。

建設的でなくとも生産的でなくとも同様で、まずは対象を確認したいとの欲求が持ち上がる。だから、「見る」ことを避けるのは容易ではないと思う。

そして、現代のように意見をアウトプットしやすい環境が整備されていれば、とりあえず書いとくか、ってのは自然な流れ。そもそも、アウトプットしやすくデザインされているのが、SNSだったり掲示板だったりするわけで。

また、議論の発展、拡大には、賛成派と反対派のエネルギーが均衡する状態がベスト。そしてニュースに対してだけでなく、意見者にも意見をなげられる構造の方がベター。突っ込み所が多い方が、発言者は増えるのだから。

ある程度の被害を覚悟した上で繰り出されるテクニックが、炎上商法なわけで。注目が集まれば、ある程度の被害を上回る利を取れるとの試算がある。

本当に、相手にダメージを与えたければ、無視が最も効果的である。つまり「嫌なら見るな」を実行すること。大変、適切なアドバイスである。

炎上しているのは、対象ではなく、野次馬(視聴者自身)である。
この自覚を忘れ、火事場に飛び込む人々が未だに絶えないようである。