価値と対価の天秤

100円ショップの中で最もメジャーなのは、DAISO(株式会社大創産業)でしょうか。私の家の近くのダイエー内にもあります。

こんなものまで100円で販売して、利益はどこから生まれるのかと思う人は私だけではないはず。しかし、利益が取れるから店頭に並んでいるわけで。薄利多売は間違いないでしょうが。

10年前くらいと比較して、商品の質も向上したと思います。昔は、10本で100円で販売していたペンは、数本くらいインクが出なかったものです。不良品が混じっていてもカバーできる、不良品の発生を見越したデザインでした。品質管理に注視するより、本数多く入れる方が割が良かったのでしょう。

「最初から高品質にする」ためには「製造機器の精度を上げる」
「生産後に高品質にする」ためには「品質管理の精度を上げる」

無駄な資源消費を避けられるのは、一般的には前者でしょう。
後者は、ギャンブルチックな印象。

ジャンルは少々かわりますが、スーパーでは形が不揃いな野菜を、家電量販店ではパッケージが破損した商品を格安で販売したりしています。店の棚に並べるには至らない品質だと判断された結果です。しかし、これらの諸問題は、商品の本質に影響を与えたとは言い難いと考えます。ようは気になるかどうか。細部を気にし過ぎなければ、環境問題や家計の財布にも優しいでしょう。

100円ショップの商品が壊れていたとしても、まぁ100円だし、仕方ないなと思う気持ちを持ちたいと思うのです。そのうち、高品質になるでしょう。

100円分の対価しか支払っていないのだから、それ対価以上の要求は品がないと感じます(勿論、作り手側はそんな気持ちではないでしょう)。200円の価値を商品に求めるのならば、200円を支払うべきでしょう。この感覚を日本人は忘れがちなのではないか、と思ったりします。